CASBEE ウェルネスオフィスとは
CASBEEウェルネスオフィスは、就業者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取り組みを評価する日本国内における建物評価システムです。建物内で働く就業者に焦点をあて、就業者の健康性、快適性、知的生産性の向上に資する要素、安全・安心面での要素について評価します。認証期間は5年です。
CASBEE ウェルネスオフィスの評価項目
CASBEEウェルネスオフィスは、5つのカテゴリーで評価されます。
- 健康性・快適性:空間のレイアウト、音・光・温熱環境、自然とのつながり、運動促進支援などを評価します。
- 利便性向上:移動性・コミュニケーション、情報通信インフラなどについて評価します。
- 安全・安心性:災害対応、有害物質への対策、セキュリティなどについて評価します。
- 運営管理:維持管理計画、利用者調査などについて評価します。
- プログラム:メンタルヘルス対策、社内共有システム、健康増進プログラムの提供などについて評価します。
評価ランク
CASBEEウェルネスオフィスは、すべての項目について5段階で評価され、その結果をもとに総合得点が算出されます。この得点に応じてC、B-、B+、A、Sの5つのランクが与えられます。標準と評価されるB+以上を目指すことを推奨しています。
- S (★★★★★):75点以上(すばらしい)
- A ( ★★★★ ):65~74点(大変良い)
- B+( ★★★ ):50~64点(良い)
- B- ( ★★ ):40~49点(やや劣る)
- C (★):39点未満(劣る)
私たちのご支援スタイル
私たちは、クライアントのお考えを巨細にお聞かせいただくこと、現場や周辺環境について学ばせていただくこと、取り組みを円滑にするプロセスを工夫することを含め、地に足の着いた支援をさせていただきます。
- 「よい空間・建物をつくるきっかけの一つ」と捉える
- それぞれの現場が有する特徴や魅力が発揮されるように活用する
- 難しい点を自然にクリアすることに努める
- より意味のある形・流れに再構成する
- 要求事項をどうクリアするか、お客様と話しながら具体案を作っていく
- ハード面だけでなく、ソフト面も積極的に支援する
- CASBEEウェルネスオフィスにない(と異なる)ことでも、そのプロジェクトにとって意味がある側面や取り組みは重視する
- ディテールと具体性を大切にする
- 測定・検査、空間使用者への調査などによるデータの収集と分析を大切にする
- 必要になる関連製品・サービスやツール類を案内または準備する
- 審査機関とのやり取りや折衝を含めて、プロジェクトの潤滑油として動く
- ハードルになりやすい部分を、できるだけシンプルに解決する
- お客様にとってやりやすい(メリットがある)形の役割分担を個別に調整する
- しっかりとお話を伺い、丁寧にすり合わせる
- 優れた現場づくりを含めて、中長期的な視点からサポートする